動脈硬化とは?
今までのブログでも度々、動脈硬化についてお話してきました。
ここで、動脈硬化とは一体何なのか、お伝えしていこうと思います。
動脈硬化は、
高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病や
喫煙といった生活習慣などが合わさることによって進行する、
いわば、血管の状態です。
動脈硬化が進むと、
心筋梗塞や脳梗塞といった血管が詰まる病気に発展します。
動脈硬化は
別名【粥状態硬化】(じゅくじょうこうか)
と言われています、
動脈硬化を表す状態はいくつかあります。
ひとつは、
【プラーク】と言われるような
血管の内側にドロドロしたものが付着してくる状態です。
これができることで、
血管の内側が狭窄したり、
最終的には詰まってしまう原因になります。
これは、超音波の検査で確認することができます。
ふたつめは、
【血管の柔軟性がなくなってくること】です。
動脈硬化と言われるくらいですから、
いわば血管が硬くなる状態のことです。
みなさん、
ここで、水やりなどに使うホースをイメージしてください。
新しいホースは、
きっと扱いやすいことと思いますが、
古くなっているホースは
脆くなって、亀裂が入ってしまったりすることがありますね。
血管にも似たようなことが起きます。
硬くなると、
それだけ柔軟性がないので、
脆くなって
動脈瘤や破裂の原因にもなります。
昔は
動脈硬化は、進んだ状態、
つまり、心筋梗塞や脳梗塞が起きた状態でしか確認することができませんでした。
ですが現在では
頸動脈エコーでプラークを見たり、
血圧脈波と言われる、血管年齢の検査で
血管の柔軟性を測定できるようになってきました。
当院でも、
血管内のプラークを見るための
頸動脈や心臓の血管の超音波や、
血管の柔軟性を見る血管年齢の検査を行なっています。
もし気になる方はぜひご相談ください。