長引く咳でお困りではないでしょうか
[2023.12.12]
9月より当クリニックに勤務しております呼吸器内科の市川明日香です。
本日は咳について少しお話しできたらと思います。
咳は持続期間により、
・3週間以内の急性咳嗽
・3週間以上8週間未満の遷延性咳嗽
・8週間以上の慢性咳嗽
に分けられます。
急性咳嗽の原因の多くは風邪を含む気道の感染症ですが、
咳の持続期間が長くなるにつれて感染症の頻度は減少します。
慢性咳嗽では、
感染症以外の病気(気管支喘息、咳喘息、胃食道逆流症、後鼻漏など)
が原因の可能性が高くなります。
当院では長引く咳や喘息を疑う患者様に呼気一酸化窒素(FeNO)の測定をしております。
FeNOは好酸球性の炎症を反映するもので、
気管支喘息・咳喘息で高値となりやすいです。
また、一定の速度で10秒間、息を吹き込むだけの検査ですので、
咳がある方にも受けやすい検査となります。
長引く咳でお困りの方がいらっしゃいましたら、
当クリニック 呼吸器内科へご相談ください。