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アップルウォッチによる心電図測定・心拍異常の通知

アップルウォッチで“不規則な心拍”の通知を受けたら、ユアクリニックお茶の水へ

最近、アップルウォッチを装着されている患者さんより、“不規則な心拍”の通知を受けたとご来院されるケースが増えてきました。

アップルウォッチによる心拍異常の通知は、それだけで不整脈だという確定の診断はできないものの、隠れた不整脈を見つけるために非常に有効であると考えています。

不整脈は動悸、息切れ、脈が乱れるといった症状が出る場合もありますが、実は半数は自覚症状が出ず、ご自身では気付けないことも多くあります。
ユアクリニックお茶の水では循環器専門医が在籍し、不整脈の専門的な検査・治療を行うことができます。通知を受けたら、お早目に循環器の専門医にご相談ください。

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※アップルウォッチだからといって、特別な診察費用などはかかりません。通常の診察・必要な検査にかかる費用のみで受診いただけます

アップルウォッチの不整脈計測機能について

近年、スマートウォッチをはじめとするウェアラブルデバイスでは、装着している方の運動量や心拍、脈拍、血圧、睡眠の状況、酸素飽和度といったヘルスケアデータを測定できる機種が増えてきています。ご自身の健康のため、こうした健康データを測定し、日々の生活に役立てている方も多いのではないでしょうか?

※ユアクリニックでも、普段持ち歩いているスマートフォンを活用したWelbyというアプリによる健康管理(健康データ、生活習慣改善)に取り組んでいます。
あなたの健康管理、ユアクリニックと一緒にはじめませんか?

こうした健康データを病気の早期発見、早期治療に活かすことができないかという取り組みは以前からあったのですが、2021年1月、アップルウォッチが“不規則な心拍”を感知する家庭用医療機器として承認を受けたことで、大きく前進しました。

<Apple公式サイトより>
Apple Watchの不規則な心拍の通知機能は、時どき心臓の鼓動を確認して、心房細動を示唆する不規則な心拍リズムがないかどうかチェックします。
詳細はこちら※Apple公式サイト)

今までは、動悸や息切れなど不整脈が疑われる症状が出ている方については病院にご来院いただき、心電図等によって検査・診断をしていました。しかし実際には、不整脈の約半数の人には症状が出ないとされています。本当は不整脈があったとしても自覚症状が出ない方は、健康診断など、年に1回程度しか不整脈を見つけられるチャンスがありません。

アップルウォッチは日常的に身につけているものなので、こうした無症状の人であっても心拍に不自然な動きがあれば自動で検知してくれます。そのため、隠れた不整脈を発見できる可能性に大きな期待が寄せられています。

アップルウォッチの心電図機能の精度は?

海外において、アップルウォッチを用いて不整脈を検出できないか、という検討をされている論文も出ており、アップルウォッチによる通知の陽性的中率は84%であったと報告されています。
詳細はこちら(※外部リンク)

このように高い信頼性が期待できますが、実際にはアップルウォッチの通知によって不整脈、あるいは心房細動として確定診断を行うことはできません。正確な診断のためには、心電図検査など、医療機関で行う検査が必要になります。

しかし、症状が出ていない隠れた不整脈を高い精度で見つけることができる可能性に対し、ユアクリニックとしては非常に大きな期待を寄せています。

ユアクリニックでの“アップルウォッチ”外来

もしアップルウォッチをお使いで“不規則な心拍”の通知を受け取られた際は、必ず心臓の専門医にご相談ください。

ユアクリニックでは、

  • アップルウォッチによる“不規則な心拍”の通知が本当に不整脈によるものなのか
  • 不整脈であった場合、治療が必要な不整脈なのか、または経過観察で良い不整脈なのか
  • 治療が必要な場合、患者さんにとってどの治療法が最適なのか

を、問診・診察・各種検査を通じて総合的に判断し、あなたにあった治療方針をお伝えします。中にはアップルウォッチの通知をきっかけに来院され、即座に専門治療のため大学病院にご紹介をした患者さんもおられました。重篤な症状が出る前に病気を発見することができ、大変喜ばしいケースでした。

繰り返しますが、アップルウォッチの通知だけでは不整脈だという診断はできません。しかし今まで気付かず見過ごされてきた不整脈が発見できるかも知れない点や、従来であれば心電図の機器を体に取り付けている時にしか計測できなかったデータを、日常生活の中で負担なく計測し続けられるといった点において、非常に有用であると考えています。

当院では循環器専門医が診療しておりますので、各種の不整脈、また不整脈にまつわる心臓の疾患に幅広く対応が可能です。気になる点がありましたら、お気軽にご来院ください。

 

文責:國廣 崇

 

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